Q1.豆類の種類は?
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種類によって産地は異なり、生長過程も一律ではありません。
形も、蔓性、半蔓性(一定以上上に伸びない性質)、蔓無し(わい性、叢生※1)に分かれます。
地上で莢をつける種類以外に落花生のように莢が地中で生長するのもあります。
※1 茎の伸び方
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Q2.豆の種まきはいつ頃ですか?
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豆の種類と地域によって多少のずれはありますが、
5月の中旬から6月の初旬です。
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Q3.豆の生長過程を教えてください。
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発芽までの期間は、地温や土壌水分によって異なりますが、約2週間。 その後、蔓無し種(※1)は枝分かれを繰り返しながら葉を茂らし、
蔓性種(※2)は支柱に蔓を這わせて伸びながら葉を増し生長します。
※1.あずき、ささげ、いんげんまめ、そらまめ、大豆
※2.あずき、ささげ、いんげんまめ、べにはないんげん、えんどう、大豆
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Q4.豆は花が咲くんですか?
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咲きます。 開花時期は、豆の種類、品種、環境によって差がありますが、だいたい7月から8月にかけて咲きます。
種類や品種によって白色、赤紫色、紅花色、黄色などのかわいい花を咲かせます。
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Q5.刈り取りの時期はいつ頃ですか?
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開花後、受精が行われ莢がつき始めると豆の粒は莢の中で大きくなります。 莢の色が淡緑色から褐色に変化して来ます。
例えばあずきでは70〜80%、いんげんまめでは80〜90%に成熟率が達した時が
成熟期と判定され刈り取りが始まります。
豆の種類や品種、さらに地域によってかなり幅がありますが、おおよそ9月から11月にかけてです。
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Q6.刈り取った後はどのような作業をするんですか?
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豆の種類によって異なりますが、だいたいは刈り倒された状態で2〜3日の地干しを行い、
その後、それらの株を交差させて積み上げ、
ゆっくりと自然乾燥させる「ニオ積み」を行います。
2週間前後たち乾燥した頃、豆を莢から取り出す脱穀が行われ選別のあと袋詰めにされます。
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Q7.豆の上手な保存方法はありますか?
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豆類は貯蔵が効くので収穫期だけでなく、年間を通じて市場に出回ります。
特にその年に収穫されて晩秋に出回る新豆は軟らかくおいしいとされてますが
現在は保管設備が整っている為、新豆でなくても質に関してはあまり差がなくなりました。
但し、当年産の豆と前年産の豆とを混ぜて使うことは絶対避けてください。
前年産の豆の方が水につける時間、煮える時間を多く必要とするので混ぜてしまうと
煮えむらの原因となってしまいます。
豆類は湿気と温度の変化を嫌うため、家庭などで保存する時は、冷暗所を選ぶ事が大切です。
冷蔵庫の野菜室などが良いでしょう。大き目の缶に入れ蓋に購入日を記入しておくと使うときに便利です。
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Q8.煮えムラがあります、どうしたら良いですか?
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小豆は前の晩から水につけるのではなく、一気に水から炊いてみてください。
早く莢になってしまった豆は豆自身が持っている水分を逃がさないように、「目」をふさいでしまいます。
前の日から水につけても、小豆は表面から水を吸うのではなく「目」から吸うので目をふさいでしまっている小豆は
いくら水につけても膨らみません。
膨らんだ豆と、一向に膨らまない豆を一緒に炊き始めると、煮える豆、煮えない豆が出てきてしまうのです。
一気に水から炊くと、目をふさいでしまってる豆も、その熱で目を開けますので同じように炊け、
「煮えムラ」が出来にくくなります。それでも、まだ思うように出来ない場合は、蒸らしてみてください。
小豆はどこから水を吸収するの?(pdf)
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Q9.大豆から出来ている食品は?
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豆腐、納豆、お醤油、お味噌がポピュラーですが、昨今ブームになっている「豆乳」も大豆から出来ています。
「黒豆豆乳」は黒豆から出来ています。
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Q10.豆乳は家庭でも作れるんですか?
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はい。作れます。
大豆(または黒豆)を煮る → ミキサーにかける→ 清潔な布などで漉す→ 汁が「豆乳」 残ったものが「オカラ」です。
その豆乳にハチミツなどを入れてお好みの味にして食します。
漉してできた豆乳に「にがり」を入れると「おぼろ豆腐」が出来ます。
豆乳やお味噌など一見、ご家庭では作れないように思われがちですが、簡単に作れます。
スローライフの一環として是非、ご家庭で作ってみてください。
お味噌の作り方はコチラ
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